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IPv4 アドレスの在庫が枯渇した場合でも、新規に割り当てられるIPv4アドレスがなくなるだけで、既にあるIPv4アドレスがなくなる訳ではありません。従って、在庫が枯渇したとしても既にISPの会員となっている方のインターネット利用が出来なくなる訳ではありません。

すなわち、IPv4 アドレスの在庫が枯渇した場合でもインターネットを維持することは可能ですが、それ以上インターネットを発展させることは不可能になります。そのためそれ以降にインターネットを利用する人にはIPv4アドレスの替わりにIPv6アドレスやIPv4プライベートアドレスが提供されるようになりますので、インターネットは全体的にIPv4からIPv6に時間をかけて移行していくと予想されます。移行にどのくらいの時間がかかるかはわかりませんが、少なくとも数年以上はかかると思われます。また、移行後でもIPv4が完全になくなるまでにはさらに相当の時間(10年以上、あるいはもっと)かかると思われます。
 
IPv4プライベートアドレスとは?
企業や家庭内ネットワーク上のコンピューターのように、インターネットと直接通信することのないコンピューターのためのIPv4アドレスです。 電話では内線番号に相当します。IPv4プライベートアドレスのままでは、インターネットには行くことができません。(インターネットに利用する機器はIPv4グローバルアドレスが必要です)

しかしIPv4グローバルアドレスが足りなくなっているため、利用者にIPv4プライベートアドレスを割り当ててインターネットを利用する仕組みが考えられています。これはNAT(Network Address Translation)という手法で、ネットワーク上でIPv4プライベートアドレスからIPv4グローバルアドレスに変換し、複数の利用者間でIPv4グローバルアドレスを共有する仕組みです。この方法は家庭内や企業内ネットワークからインターネットを利用する場合によく利用される方法ですが、IPv4アドレス枯渇対策として導入される場合には、複数のISP契約者間での共有となり、家庭(企業)内の利用者ではNATが二重にかかることになることから、インターネット上のサービスによっては利用に制限が出てくるものがあると言われています。
 
 
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