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現在私たちが利用しているインターネットでは、 主に IPv4 という規格が利用されています。 この規格を利用した通信を行うためにパーソナルコンピュータ(PC)など利用者の端末に割り当てられる番号が IPv4アドレスであり、 世界中で約43億個あります。

IPv4アドレスはインターネットにおける電話番号のような存在ですの、重複して割当てることができません。そのため、IANA(*注1)という組織によって世界的に管理され、割り当てられています。

ところが21世紀に入ってからのブロードバンドの普及などにより、インターネットはさらに急速に拡大・発展し、IPv4アドレスの消費にもつながることになりました。2010年6月時点の予測では2011年から2012年にかけて、世界的にIPv4アドレスの在庫が無くなると予想されています。

IPv4アドレスの在庫がなくなると、新しい利用者やサービス事業者にIPv4アドレスを割当てることが出来なくなります。これをIPv4アドレスの枯渇と言います。IPv4アドレスが枯渇すると、つながる端末の数がそれ以上増やすことができなくなります。現在、携帯電話端末でのインターネット接続もあたりまえになってきており、また、スマートフォンなどさらに生活を便利にする端末にもインターネット接続は欠かせません。これらの端末の利用拡大とともに、さらにIPv4アドレスを必要となっています。もしIPv4アドレスが新規に割り当てることができなくなると、新たな端末が接続できなくなり、今後のインターネットをベースとした発展が困難になります。同様なことはインターネット上のサービスを提供するサーバー側にも当てはまります。

そこで政府及びインターネットの業界関係者は、IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースを2008年に作り、またそれ以前からIPv4アドレスの枯渇対策を検討してきました。その解決策の有力なひとつとして、インターネットの新しい規格であるIPv6への移行が提案され、ISP事業者は新しくインターネットを利用される利用者にはIPv6アドレスとそのIPv6アドレスを使った接続サービスを提供する準備をしてきました。

(*注1)IANA: Internet Assigned Number Authority
 
 
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